当院で使用する鍼は、全て密封された国内生産の使い捨て鍼(ディスポーザブル鍼)を使用しております。患者様の状態や症状に合わせ鍼の種類を変えて治療致します。
日本では鍼管という細い管の中に鍼を入れて使用する管鍼法が一般的です。この管鍼法は、日本で生まれた方法で鍼管を使用する事で安定性が増し、細い鍼での刺入が可能となり低刺激で治療を受ける事が出来ます。病院での注射が出来る方ならば、問題なく受ける事が出来るはずです。
灸治療は、もぐさを直接ひねって火を付ける物と紙筒の上のもぐさに火を付ける物の二種類を使用します。
もぐさはヨモギの葉の裏についている白い毛から出来ています。キク科の植物で若葉は草餅などで食べられていますが、生薬としてもさまざまな効能があります。
直接ひねるもぐさの大きさは状態によりさまざまですが、当院では半米粒くらいの大きさを基本としています。
手指を使用し揉む・叩く・押す・こする・さするなどの方法で刺激を与える手技療法です。皮膚や筋肉に刺激を与え、血液・リンパ・経絡の流れを整えます。
マッサージ・あん摩・指圧いずれも業務として行えるのは、あん摩マッサージ指圧師という国家試験を持っていなければ行えません。
吸玉(吸角、カッピング)療法はコップの様な吸玉を直接皮膚に密着させ、吸玉の中を減圧し皮膚を強く吸引する方法です。
吸玉療法により血行が促進され、リンパ液の流れも改善し免疫力も向上します。またツボを刺激するため経絡の流れも改善でき、からだ全体の調子が良くなります。
一時的に皮膚が充血するため、赤く変色したあとが残ります。皮膚の色は体の状態により様々ですが、血行が悪く血が滞っている方はより赤黒い色になります。個人差はありますが、一般的には1週間~10日ほどで元に戻ります。